ブルーライト ブルーライトカット ガラスフィルム 保護フィルム

ブルーライトカット保護フィルムは本当に効果があるの?


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こちらの記事ではメリット・注意点・誰に向いているか・製品選びのポイントなどをご紹介いたします。

ブルーライトカット保護フィルムとは?

ブルーライトカット保護フィルムは、スマホやPCのディスプレイから放たれる
高エネルギー可視光(ブルーライト)の一部を吸収・反射し、目への刺激を軽減することを目的に作られた保護フィルムです。

多くの製品が「ブルーライトカット〇〇%」という表記をしていますが、実際には
どの波長(nm)をカットするかが重要です。

一般的なカット率は30〜40%程度の製品が多いですが、数値だけで判断せず、どの波長を抑えているかを確認しましょう。

スマホを持つ手

実際に期待できる効果

メリット

  • 目の疲れ軽減:長時間の画面使用による痛みや違和感、疲労感の緩和を実感する声が多くあります。
  • 睡眠の質改善:就寝前の過度なブルーライト曝露はメラトニン分泌を抑えるとされます。夜間のブルーライトを軽減することで、寝つきが良くなる人もいます。
  • 画面保護の付加価値:多くの製品はキズ防止・防指紋・反射防止などの機能を兼ね備えており、保護フィルムとしての基本性能も備えています。

デメリット・注意点

  • 色味の変化:遮断率が高いフィルムは画面が黄味を帯びたり暗く感じたりするため、写真加工や色の識別が重要な作業には向きません。
  • 品質のばらつき:「◯%カット」と表記していても検証がない製品が存在します。信頼できる第三者機関の検証があるか確認しましょう。

ブルーライト(波長)とその役割

ブルーライトはおおよそ380〜500nmの範囲を指しますが、波長ごとに体への影響が異なります。

  • 約380〜415nm:紫に近い短波長。網膜への負担が大きい可能性があります。
  • 約415〜455nm:網膜や視細胞への影響が比較的大きい帯域。目の疲れや刺激に関係しやすい。
  • 約460〜480nm:体内時計(メラトニン分泌)に関与する帯域。日中の覚醒やリズム維持に役立つ。

したがって、415〜455nm付近の強いエネルギー光を重点的にカットする製品が望ましく、逆に460〜480nmを過度にカットする製品は注意が必要です。日中に必要な光を不必要に遮ってしまうと、体内リズムに影響を与えるおそれがあります。

ブルーライトと目への影響のイメージ図

フィルムだけに頼らない、目の守り方

  • 20-20-20ルール:20分ごとに20秒、遠くを見る。
  • ナイトモード/低照度設定:夜間は画面の明るさを下げ、ブルーライト軽減モードを活用する。
  • 適切な室内照明:暗い場所での画面使用を避け、周囲に適度な明るさを確保する。
  • まばたきと保湿:画面を見ているとまばたきが減りドライアイになりがち。意識してまばたきを増やす・目薬を使うなどを。

ブルーライトカットの保護フィルムが向いている人

  • 1日6時間以上、スマホやPCで画面を使う方
  • 夜遅くまで画面を見る習慣がある方
  • 目が乾きやすく、疲れやすいと感じる方
  • 色の正確さよりも快適さを優先したい方
オフィスでPCを使う人

製品選びのポイント

項目 確認ポイント
ブルーライトカット率 %表記があるか(目安:30〜40%)。ただし数値だけで判断せず、どの波長をカットするかを確認。
カットする波長帯域 推奨:415〜455nmの帯域を重点的にカットしているか。
第三者認証 JISなど信頼できる機関の検証・認証があるか。
透過率・色の忠実性 画面が暗くなりすぎないか、黄色みが強くならないかをチェック。写真やデザイン用途では特に重要。
耐久性 指紋防止コーティングの耐久性、貼りやすさ、剥がれにくさを確認。
追加機能 防指紋・抗菌・反射防止・覗き見防止など付加価値を確認。用途に合わせて選ぶ。
レビュー・ブランド 実際のユーザーレビュー、販売元の信頼性、アフターサポート状況をチェック。

商品ページで「400〜450nmを効果的にカット」といった具体的な表記があれば、波長設計に配慮した製品である可能性が高いです。

ガラス保護フィルムの貼り方・使い方

  • 貼る前に画面の汚れやホコリを徹底的に拭き取る(付属のアルコールパッドやクリーニングクロスを使用)。
  • 貼るときは平らな場所で、気泡が入らないようゆっくり位置を合わせる。
  • 貼ってから24時間程度は端の剥がれを防ぐため強い力を加えない。
スマホにガラスフィルムを貼る様子

まとめ:ブルーライトカット保護フィルムは補助アイテムとして活用

ブルーライトカット保護フィルムは万能ではありませんが、
適切な波長を抑える設計の製品を選び、生活習慣(休憩・画面設定・照明)を改善すれば、
目の負担軽減に寄与する有用な補助ツールになります。

価格だけでなく、カット率や第三者の検証がある信頼できる製品を選びましょう。