
新型Google Pixel 発売間近 ~これまでの進化~
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皆さん。こんにちわ。
本日は、8月末に発売が噂されています新型Google Pixelシリーズについて書かせて頂きます。
私もGoogle Pixelユーザーですので発売が非常に楽しみです!
Google Pixelシリーズとは?
Google Pixelシリーズは、Googleが設計・開発し、自社のAI技術を最大限に活用するために作られたスマートフォンです。ハードウェアとソフトウェアを一体化させることで、Androidの理想形を追求し続けてきました。その歴史は、単なるスマートフォンの進化にとどまらず、Googleが目指すAI時代のコンピューティングの姿を映し出しています。
Google Pixelシリーズの歴史
2016年:NexusからPixelへ、Googleブランドの第一歩
Googleは、パートナー企業と共同開発していたNexusシリーズの後継として、自社ブランドのスマートフォン「Google Pixel」を発表しました。初代PixelとPixel XLは、Googleがハードウェア設計にも深く関与した最初のモデルであり、その象徴として、背面にはガラスとアルミニウムのツートンカラーデザインが採用されました。このモデルの最大の目玉は、当時まだ黎明期だったAIアシスタント「Googleアシスタント」を深く統合した点にあります。さらに、シングルレンズながら、HDR+技術とAI処理を組み合わせることで、当時の競合機種を凌駕するほどの高いカメラ性能を実現し、業界に大きな衝撃を与えました。しかし、この初代モデルは日本市場では正式に発売されませんでした。
2018年:日本上陸とカメラの革新
Pixelシリーズが日本に本格的に上陸したのは、「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」の発売からでした。このモデルは、AIによる画像処理能力をさらに進化させ、「ポートレートモード」や「夜景モード」といった、ソフトウェアの力で高品質な写真を簡単に撮影できる機能を確立しました。この技術は、多くのユーザーから絶賛され、Pixelシリーズのアイデンティティの一つとなりました。翌年には、機能を厳選しつつもカメラ性能は維持した廉価版「Pixel 3a」が登場。これにより、高価格帯のスマートフォン市場だけでなく、より多くのユーザーにPixelの魅力を届けることに成功しました。
2020年:デザインと路線の変遷
「Pixel 4」では、レーダー技術「Soli」を搭載し、ジェスチャー操作「Motion Sense」という新しいユーザーインターフェースを試みました。しかし、この機能はあまり普及せず、次の「Pixel 5」ではこの技術を廃止。より実用的なデザインへと回帰しました。Pixel 5は、高級感のあるアルミボディと、パンチホールカメラの採用、そして5G通信への対応が特徴でした。この時期のPixelシリーズは、ハイエンドモデルだけでなく、バランスの取れた中堅モデルを主軸とする戦略に舵を切ったとも言えます。
2021年:自社開発チップ「Tensor」の搭載と新時代の幕開け
Google Pixelシリーズの歴史において、最も大きな転換点となったのが「Pixel 6」シリーズです。このモデルから、Googleが独自開発したSoC(System on a Chip)「Tensor」チップが初めて搭載されました。このチップは、AIと機械学習の処理に特化しており、「消しゴムマジック」や「ボケ補正」、「リアルタイム翻訳」など、GoogleのAI技術を活かした独自機能が飛躍的に進化しました。また、デザインも一新され、背面全体を横切るように配置された「カメラバー」が、シリーズの象徴となりました。上位モデルの「Pixel 6 Pro」では、シリーズで初めて望遠レンズを搭載し、カメラ性能の幅を広げました。
2023年:フォームファクターの多様化とエコシステムの確立
「Pixel 8」シリーズでは、Tensorチップの第3世代「Tensor G3」を搭載し、AI機能がさらに強化されました。このモデルから、ソフトウェアアップデートの期間を7年間に延長し、長期にわたって安心して使えるスマートフォンとしての価値を高めました。また、この年はGoogle初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」が発売され、Pixelの技術を新たなフォームファクターで提供しました。さらに、タブレット端末「Pixel Tablet」も登場し、スマートフォン、スマートウォッチ(Pixel Watch)、タブレットが連携するGoogleエコシステムの構築が本格的に進みました。
2024年:衛星通信とデザインの刷新
「Pixel 9」シリーズでは、GoogleのAI技術に加えて、衛星通信機能を搭載。電波の届かない場所でも緊急時にメッセージを送信できるようになり、スマートフォンの安心・安全機能を強化しました。また、デザインもカメラバーがより滑らかな形状になり、より洗練された印象となりました。
最新情報:Google Pixel 10?
2025年8月に開催される「Made by Google」イベントで発表されると噂されているのが、次世代のフラッグシップモデル「Google Pixel 10」シリーズです。
※現時点での公式発表はありませんが、これまでのリーク情報や業界の動向から、いくつかの特徴が予測されています。
1. 新開発チップ「Tensor G5」
Pixel 10シリーズの最も注目すべき点は、新しい自社開発チップ「Tensor G5」の搭載です。製造パートナーがTSMCとなり、最新の3nmプロセスで製造されると予測されています。これにより、電力効率とAI処理能力が飛躍的に向上すると期待されており、バッテリー持続時間の延長や、より複雑で高度なAI機能の実現が見込まれています。
2. カメラ機能の大幅な強化
カメラはこれまでもPixelシリーズの強みでしたが、Pixel 10ではさらなる進化が予測されています。標準モデルのPixel 10にも、シリーズで初めて望遠レンズを含むトリプルカメラが搭載されるという噂があります。これにより、これまでProモデルに限定されていた光学ズーム機能が、より多くのユーザーに提供されることになります。さらに、新しいイメージセンサーの採用や、Tensor G5チップによるAI画像処理の進化で、写真や動画の画質がさらに向上すると期待されています。
3. 新しいデザインとラインナップ
デザインは、Pixel 9シリーズで採用された丸みを帯びた形状を継承しつつ、カメラバーの素材や形状にわずかな変更が加えられる可能性があります。ラインナップは、標準モデルの「Pixel 10」と、高性能な「Pixel 10 Pro」、さらに大型の「Pixel 10 Pro XL」という3モデルに加え、折りたたみモデル「Pixel 10 Pro Fold」も登場すると予測されています。また、例年通り、後日廉価版の「Pixel 10a」も登場するでしょう。
4. その他の新機能と展望
米国市場向けの一部のモデルでは、物理的なSIMカードスロットがなく、eSIMのみに対応する可能性があるという情報もあります。また、ソフトウェアアップデート期間がさらに延長される可能性や、バッテリー技術の進化による充電速度の向上なども期待されています。
Google Pixel 10は、これまで培ってきたAI技術とハードウェアの統合をさらに一歩進め、Googleが描く未来のスマートフォン体験を具現化するモデルとなるでしょう。
ここまでGoogle Pixel の歴史と新型の情報(あくまでもリーク情報をもとにした予想)について書かせて頂きました。
どういった進化を遂げるのか今から非常に楽しみです♪
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